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境川に戻ってきたキセキレイとテレコンバータ EC-14の初出陣 (2023-09-03)

  
カメラ OLYMPUS E-520(1台目)
レンズ - ZUIKO DIGITAL -
ED 70-300mm F4.0-5.6 + EC-14

フォーサーズ散歩 with ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6 + EC-14

生目神社(別府市) 生目神社画像を拡大する
生目神社(別府市) 生目神社

生目神社に立ち寄って参拝を済ませ、愛機OLYMPUS E-520を手に境川へ向かいます。 今日のレンズは ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6 ですが、1.4 倍のテレコンバータ EC-14 で焦点距離を伸ばしています。

なお、所有している望遠レンズの全て(以下参照)が EC-14 と組み合わせると AF が効かなくなります。

  1. ZUIKO DIGITAL 40-150mm F3.5-4.5
  2. ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6
  3. ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3
  4. ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6

正直、MF でのピント合わせなんてやってられません。 でも、フォーサーズ規格の機器が入手しづらくなっている現状を考えると、手に入れられる今の内に購入することにしました。

なお、EC-14と組み合わせたいレンズは、

  1. ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6
  2. ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3
  3. ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro

の3本です。 ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6との組み合わせは、より長い焦点距離を手に入れることが目的です。 420mm(35mm換算:840mm)という焦点距離を手に入れたい、というわけです。 暗くなってしまうので、晴天の昼間の屋外限定になりますけど。

ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3との組み合わせは、広角端にそれなりの広さの25mm(35mm換算:50mm)を確保しつつ、望遠端を超望遠の252mm(35mm換算:504mm)に届かせることが目的です。 河川敷広場の散歩で多用しているZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6では、広角端が70mm(35mm換算:140mm)なので狭すぎるのです。 ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3とEC-14 を組み合わせれば、25mm-252mm(35mm換算:50mm-504mm)の高倍率超望遠ズームになるというわけです。

ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macroとの組み合わせは、明るい望遠域を手に入れることが目的です。 70mm(35mm換算:140mm)でF2.8ですから、昆虫や近づきやすい野鳥などで活躍してくれそうです。


生目町内を通り抜け、西別府橋の少し下流で境川の河川敷広場へ下ります。 すると、すぐ目の前から小さな野鳥が飛び立ち、少し離れた場所に降りました。

どうやらキセキレイのようです。 セグロセキレイに続き、キセキレイも境川へ戻ってきたようです。 約3ヶ月ぶりのキセキレイとの出会いです。

キセキレイにカメラを向け、いつものクセでAF操作を行うと...おぉ、レンズが動き、さらに合焦マークが点灯しました。 シャッターも切れました。 ライブビューではなく、ファインダを覗いての位相差AFです。

境川(別府市) 約3ヶ月ぶりのキセキレイ画像を拡大する
境川(別府市) 約3ヶ月ぶりのキセキレイ

3ヶ月ぶりにキセキレイ撮影することができました。 なんだ、AF はちゃんと使えるじゃないですか。

なお、撮影した画像を自宅へ戻って確認したところ、望遠寄りではピントが甘くなっていました。 なるほど、『AF は一応動作するけど動作保証対象外ですよ』ってことのようです。 おそらくですが、暗いレンズが保証対象外なんでしょう。

  
焦点距離は 300mm x 1.4倍の 420mm ではなく、425mmになっていますね。 1.4倍ではなく、平方根の1.414倍なんでしょうか。
境川(別府市) カダヤシ疑惑の魚がいる場所画像を拡大する
境川(別府市) カダヤシ疑惑の魚がいる場所

下流へ進むと、カダヤシらしきメダカ大の魚(ではなく本物のメダカかも)が近くを群れで泳いでいる飛び石があります。 ただし、7月6日に見かけたのが最後で、それ以降は見ていません。 台風による増水などで流されたんでしょうか。

南立石二区(別府市) 境川の土手上の遊歩道を下る画像を拡大する
南立石二区(別府市) 境川の土手上の遊歩道を下る

西別府団地を過ぎた辺りで、河川敷広場を出て土手上の遊歩道へ上がります。 木陰になっていて、真夏でも涼しい歩きやすい遊歩道です。

遊歩道をそのまま進み、南立石公園へ入ります。 公園内を進んでいると、黄色い小さな蝶がヒラヒラと飛んでいるのが見えます。 キタキチョウモンキチョウのようです。

なお、キタキチョウモンキチョウも、一度も撮影できたことがありません。 ウスバキトンボと同じで、地面や草花になかなか止まってくれないのです。

今日こそは撮影したいので、蝶がどこかに止まるのをひたすら待ちます。

南立石公園(別府市) キタキチョウ画像を拡大する
南立石公園(別府市) キタキチョウ

数分待っていると、ようやく花に止まりました。 よい角度ではありませんが、動くと逃げそうなのでこの場所から撮影します。 やった、初撮影に成功です。 羽の模様から判断するに、モンキチョウではなくキタキチョウのようです。

羽を大きく写せる位置から撮影しようと動いたところ、キタキチョウは逃げていきました。 うーん、やはりキタキチョウの撮影は難しいですね。

境川(別府市) ムギワラトンボ画像を拡大する
境川(別府市) ムギワラトンボ

南立石公園を抜けて境川の河川敷広場へ下り、古戦場橋をくぐります。 さらに下ると、コスモス荘園店の少し上流でムギワラトンボと出会いました。

境川(別府市) ハクセキレイ画像を拡大する
境川(別府市) ハクセキレイ

コスモス荘園店の横で、ハクセキレイと遭遇しました。 模様からして成鳥と幼鳥の間のようです。

境川(別府市) 虫を食べようとしているハクセキレイ画像を拡大する
境川(別府市) 虫を食べようとしているハクセキレイ

お、ハクセキレイが口を開けて虫を食べようとしているようです。 てっきり水生昆虫や貝を食べるのかと思っていたのですが、飛んでいる昆虫も捕食するんですね。


コスモス荘園店で緑茶を購入し、チビチビ飲みながら自宅へと引き返します。 古戦場橋をくぐり、遊歩道を経由してイナコスの橋を渡ります。 イナコスの橋の下の砂防ダムにはスッポンがいましたが、撮影する間もなく泥に潜って隠れてしまいました。

南立石二区(別府市) 境川の土手上の遊歩道を上る画像を拡大する
南立石二区(別府市) 境川の土手上の遊歩道を上る

南立石公園を抜け、境川の土手上の遊歩道を進みます。 辺りには2匹の黒いアゲハ蝶が飛んでいますが、止まってくれないので撮影も名前の判別もできません。

南立石二区(別府市) 西別府橋と扇山画像を拡大する
南立石二区(別府市) 西別府橋と扇山

西別府橋が見えてきました。 その後ろには扇山が見えますが、なぜか霞んでいますね。

  
  

感想

ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6 と EC-14 の組み合わせで位相差AFが使えたのは嬉しい誤算でした。 ライブビュー撮影ならハイスピードイメージャAF(一般的に言うところのコントラストAF)になるので AF が使えるのではと予想していたのですが、ファインダ撮影の位相差AFが使えたのは本当に嬉しいです。

  
ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6 はハイスピードイメージャAFに対応している。

ただし、望遠寄りでピントが甘くなるので、ファインダを覗いての撮影は実用的ではないようにも思います。 バッテリの消耗が激しいですが、ライブビューでの撮影が実用的かもしれません。 ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6 はハイスピードイメージャAFに対応しているので、ハイブリッドAFにはならずに済みます。

  
ハイブリッドAFというのは、AF操作中はハイスピードイメージャAFが動作し、シャッターボタンを押すと位相差AFが動作してからシャッターが切れる仕組みのこと。 つまり、ピント精度はファインダを覗いての撮影と同じになってしまう。

ハイスピードイメージャAFに対応いていないレンズでハイブリッドAFを回避する裏技

E-520に限った話かもしれませんが、以下の裏技を使うことで、ハイスピードイメージャAFに対応していないレンズでもハイスピードイメージャAFを使うことができます。 つまり、シャッターボタン押し下げ時に位相差AFが動くことはありません(ハイブリッドAFを回避できるということ)。

  1. オリンパスE-520【第2回】説明書には載っていないコントラストAFの裏技

上記の裏技を使えば、ハイスピードイメージャAFに対応していないレンズでもハイスピードイメージャAFが使えるのです。 つまり、位相差AFが介入しないので、EC-14 と組み合わせてもピントが甘くならない可能性があります。

ハイスピードイメージャAFに対応していないレンズ + EC-14 の組み合わせでも、ライブビュー + 拡大表示にすることで実用的なピント精度が得られるかもしれない、ということです。

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