今日は
みかゑり温泉と言えば『地獄蒸し』です。 みかゑり温泉には、地獄釜が設置されており、入浴すれば無料で地獄釜を利用することができます。
『地獄蒸し』とは、温泉の噴気を利用して食材を蒸し上げる調理法で、江戸時代からの歴史があるそうです。
『地獄蒸しができるので卵を持たなくちゃ』と、その事ばかり考えていたらシャンプーを用意するのを忘れてしまいました。 『どうしよう』と思いましたが、ふと浴場を見るとシャンプーが置かれており、ほっと一安心。
一緒に行った長男が、私の入浴を待っている間に地獄釜で卵を蒸します。 方法は簡単で、ザルに卵を入れて地獄釜の中に入れるだけです。
釜から大量の蒸気が上がる様子は、まさに『地獄』といった感じですね。
地獄釜の説明書きに『タマゴ 6・7分』と書かれていたとのこと。 7分蒸して地獄釜から取り出します。
できたてを食べるのがいいのでしょうが、地獄で蒸した料理はすごく熱く、とてもじゃないが食べられません。 卵が入っていた容器に入れて持ち帰りました。
30分ほど寄り道して帰宅したのですが、卵はまだアツアツでした。 さすが、温泉パワーですね。
ほどよい熱さの湯で、四十肩も楽になりました。 先客の方と話をしながら湯につかっていましたが、家庭的な雰囲気のとてもよい温泉でした。
また、殻を割り塩をかけて食べた地獄蒸しの卵は、温泉の薫りのする大変美味しい卵でした。 ただ、『ちょっと蒸し過ぎたかな』という感じもありました。 蒸し時間は、7分ではなく6分でよかったかもしれません。
別府で暮らしていても地獄蒸しする機会なんて滅多にありませんよね。 みなさんもぜひ地獄蒸しに挑戦してみてはいかがでしょうか。