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川の名前を調べに堀田へゴー!! (2023-04-20)

  
カメラ OLYMPUS E-520(1台目)
レンズ - ZUIKO DIGITAL -
ED 9-18mm F4.0-5.6

フォーサーズ散歩 with ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

52号線(別府市) 52号線の旧道と新道画像を拡大する
52号線(別府市) 52号線の旧道と新道

愛機OLYMPUS E-520にZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6を装着して家を出発し、52号線へと向かいます。 ローソン別府生目店の前では、52号線の旧道と新道の歩道がつながっており、徒歩ならどちらにも進むことができます。

本日の散歩の目的地は、堀田にある小さな橋です。 その橋を目指す理由はこうです。 ひと月ほど前のことですが、境川の河川敷広場を歩いていて、今まで知らなかった支流を見かけました。 高速道路のすぐ上(上流側)で、小さな川が境川に合流していたのです。

その支流へ向かうと、境川との合流地点の手前に小さな橋が架かっていました。 その橋の欄干の親柱を見てみましたが "生目橋" "昭和五十九年七月竣工" とだけ刻まれており、川の名前はありませんでした。 自宅へ戻って地図を見ても、その支流の名前はわかりませんでした。 なお、地図によると、その支流は堀田の "恵下" 付近を通っていることがわかりました。

そこで、『堀田の恵下にある、その支流に架かる橋の欄干の親柱を見に行こう』、と思ったのです。 もちろん、欄干の親柱に川の名前が刻まれていることを期待して。

堀田へ向かうので、52号線の新道の歩道へ入ります。 旧道だと、生目神社前のバス停の先は歩道がなくなるので。

52号線(別府市) 52号線の新道の工事はまだ終わっていない画像を拡大する
52号線(別府市) 52号線の新道の工事はまだ終わっていない

新道には歩道が整備されているので、徒歩で本町へ行くのに便利になりました。 ただし、工事はまだ完了していません。 この先は左車線は通ることができなくなります。

52号線(別府市) 四国は見えない画像を拡大する
52号線(別府市) 四国は見えない

板地橋からの別府湾の眺めですが、今日は四国は見えませんね。

52号線(別府市) 52号線の新道はまだ工事中画像を拡大する
52号線(別府市) 52号線の新道はまだ工事中

左車線が使えなくなりました。 ここから先はまだ工事中のようです。 でも、ここまで進んでいるので工事完了まであと少しでしょう。

52号線の工事は長かったですね。 平成28年に発生した熊本地震で大分県も大きな被害を受け、その復興のための予算が必要になり、52号線の工事は一時ストップしていましたから。

52号線(別府市) 高速道路との交差地点画像を拡大する
52号線(別府市) 高速道路との交差地点

高速道路をくぐり、52号線をさらに先へ進みます。 この辺りは随分前に片側2車線化されています。

52号線(別府市) 堀田温泉画像を拡大する
52号線(別府市) 堀田温泉

さらに進むと市営の堀田温泉が見えてきました。 市営なのに露天風呂があるという、とてもオススメの温泉です。

52号線(別府市) 堀田三差路画像を拡大する
52号線(別府市) 堀田三差路

堀田三差路で九州横断道路と合流します。 この先にあるファミリーマート別府インター前店の横の道を入ると恵下に行くことができます。

九州横断道路(別府市) 名前を知りたい川画像を拡大する
九州横断道路(別府市) 名前を知りたい川

九州横断道路へ入ってすぐに川を渡ります。 この川が名前を知りたい川です。

九州横断道路(別府市) ファミリーマートの横の道へ入る画像を拡大する
九州横断道路(別府市) ファミリーマートの横の道へ入る

ファミリーマートの横の道へ入ります。 バス停に "坂の平" と書かれています。 初めて聞く地名ですね。

地名の通り、この道の先は上り坂になっています。

堀田(別府市) 桜湯の入り口画像を拡大する
堀田(別府市) 桜湯の入り口

坂道を上っていると、途中に桜湯がありました。 九州横断道路に看板を出していますから別府人ならほとんどの人が知っている "桜湯" ですが、見るのは初めてです。 うん、いい雰囲気ですね。

堀田(別府市) 癒やしともみほぐし くつろぎや画像を拡大する
堀田(別府市) 癒やしともみほぐし くつろぎや

しばらく歩くと "癒やしともみほぐし くつろぎや" なる店を発見しました。 マッサージ店のようです。

また、近くには雰囲気の良さげな蕎麦屋や立派な日本料理店もありました。 旅館街が無くなってからはすっかり寂れた印象の堀田ですが、最近は活気にあふれていますね。 ホテルのテラス御堂原も出来ましたし。

  
すぐ近くにはボルダリングジムもあるようです。
堀田(別府市) 道が狭くなる画像を拡大する
堀田(別府市) 道が狭くなる

さらに進むと道幅が狭くなり、軽自動車でも通るのが難しそうになってきました。 住人の方々は大変でしょうね。

堀田(別府市) 目的の橋画像を拡大する
堀田(別府市) 目的の橋

狭い道をそのまま進むと、目的の橋が見えてきました。 欄干の親柱に橋の名前らしきものが刻まれています、どれどれ。

堀田(別府市) 恵下谷橋(えげやばし)画像を拡大する
堀田(別府市) 恵下谷橋(えげやばし)

橋の名前は 恵下谷橋(えげやばし) えげやばし 恵下谷橋(えげやばし) だそうです。 地名が "恵下" なので、"恵下橋" かなぁ、と予想していたのですが、ちょっと違いましたね。

さて、川の名前が刻まれているでしょうか。 逆側の欄干の親柱を見てみましょう。

堀田(別府市) 板地川と書かれている画像を拡大する
堀田(別府市) 板地川と書かれている

おお、"板地川" と刻まれています。 えっ、なぜだ。 筆者の知っている "板地川" は、境川の天満橋の少し上流側で合流しています。 一方、この "板地川" は、境川の高速道路の少し上流側で合流しています。

関係ない2つの川が同じ名前を持っている、とは考えづらいですから、板地川は途中で2本に分流しているってことなんでしょうね。

堀田(別府市) 板地川画像を拡大する
堀田(別府市) 板地川

恵下谷橋からの板地川の上流側の眺めです。 すっかり護岸工事されて悲しい姿になっています。

たまたま通りがかった付近の住人の方の話によると、普段はこの川には水は流れていないそうです。 ただし、その方の話によると、大洪水になることもあるとか。 辞書を紐解くと "洪水" とは "決壊や橋の流出" が発生することを指すそうです。 たぶん、"大洪水" ではなく "大増水" のことをおっしゃっているんだろうと思われます。

大増水するなら防災上の理由で砂防工事は必要なんでしょうけど、川底までコンクリートで固められた姿は悲しいですね。 境川も春木川も板地川も、山間部を除いて川底までコンクリートで固められているのは見ていて辛いです。

  
朝見川は、上原町より上流側は自然が残されているように見えます。

川の名前を調べる、という目的を終えたので自宅を目指します。 九州横断道路を経由し、52号線へと戻ります。

52号線の旧道を進み、ちょっと寄り道します。 別府風雅(ホテル) とリゾーピア別府(ホテル) の間にある道路の先が板地川にぶつかっているようなので見てみたいのです。

2つのホテルの間にある道路を進むと行き止まりになりました。 そして、その先では川が流れている音がします。

堀田(別府市) 板地川画像を拡大する
堀田(別府市) 板地川

しかし、下を覗き込んでも板地川は見えません。 木々が生い茂っており、水音はしますが水面は見えません。 川を見るのは諦めて、52号線の旧道へと戻ります。

堀田(別府市) 謎の通路画像を拡大する
堀田(別府市) 謎の通路

52号線の旧道を進んでいると、リゾーピア別府と隣の民家の間に細い通路があります。 この周辺は昔から人が住んでいるため、車では通れないような細い生活道路があったりします。 面白そうなので進んでみますが、私有地だったら引き返します。

堀田(別府市) ヤギがいる画像を拡大する
堀田(別府市) ヤギがいる

細い通路を進むと、少し開けた場所に出ました。 そして、メェーという鳴き声が聞こえてきます。 なんと、ヤギがいるじゃありませんか!!

辺りを見渡すと、どうやら私有地のようでもあります。 これ以上は進むのをやめて引き返します。

  
上の写真はプライバシーを保護するためにGIMPで加工しています。 なお、周囲がモザイク処理されている以外は撮って出しの画像のままです。
堀田(別府市) 細い通路画像を拡大する
堀田(別府市) 細い通路

52号線の旧道をさらに進むと、また別の細い通路があります。 この通路は、子供の頃に堀田に遊びに行くのによく使っていました。 私有地でないことは知っているので、この通路を下ります。 さらば52号線。

下った先は車道につながっていますが、その手前では細い通路がいくつも分岐しています。 そのうちのどれかが先ほどのヤギの場所につながっているのかもしれませんが、私有地の可能性があるため進むのは諦めます。

堀田(別府市) 高速道路沿いの道画像を拡大する
堀田(別府市) 高速道路沿いの道

高速道路まで下り、手前を左折して境川へ向かいます。 自宅へ戻る前に境川との合流地点の手前にある "生目橋" を見ておきたいのです。

堀田(別府市) 板地川と書かれている画像を拡大する
堀田(別府市) 板地川と書かれている

生目橋に到着したので、欄干の親柱を見てみます。 おっと、"板地川" と刻まれているじゃありませんか。 ちゃんと、川の名前が刻まれていました。 先月に訪れた時には川の名前を見つかられませんでしたが、単に見落としていただけのようです。

そうか、やっぱりこの川も板地川なのか。 ということは、やはり、板地川は途中で2本に分流しているってことですね。

堀田(別府市) 板地川画像を拡大する
堀田(別府市) 板地川

橋から板地川を見下ろすと川には水がありません。 そりゃそうですよね、ここより上流の恵下谷橋でも枯れていましたから。

自宅へ戻る前にさらに寄り道します。 もう1本の板地川を見ておきたいのです。 なお、川が流れているであろう場所はなんとなく予想できています。 イタリアン・レストランの "碧の時間" のすぐ横です。

南立石生目町(別府市) 別の板地川画像を拡大する
南立石生目町(別府市) 別の板地川

思った通り、イタリアン・レストラン 碧の時間のすぐ横に板地川が流れています。 この板地川は、ここ南立石生目町から南立石板地町・南立石八幡町・鶴見園町・南荘園町を通り、上野口町で境川に合流します。

  
イタリアン・レストラン 碧の時間は人気なようで、平日でも駐車場にはたくさんの車が止まっています。
  
上記の板地川に関する内容は間違っていました。 正しい内容は、記事の最後に掲載しています。
南立石生目町(別府市) 道路の下には板地川が流れている画像を拡大する
南立石生目町(別府市) 道路の下には板地川が流れている

イタリアン・レストラン 碧の時間の前の道路を下ります。 52号線に出る手前で、道路の下から水の流れる音が聞こえてきます。 そうです、暗渠になっているのです。

子供の頃は暗渠にはなっておらず、道路の脇に川が流れていました。 そして、そこにはホタルがいたのです。

幼稚園に通っている頃だったと思いますが、母に手を引かれてここまでホタルを見に来ていた記憶があります。 当時、自宅の庭にもホタルが飛んで来ていました。

  
上記の板地川に関する内容は間違っていました。 正しい内容は、記事の最後に掲載しています。
  
  

感想

板地川が途中で分流しているのには驚きました。 でも、どこで分流しているのでしょうか。

イタリアン・レストラン 碧の時間の横の板地川を上流側へ辿ると "堀田の堤" につながっているんだろうと思います。 堀田の堤は、平安時代に作られた灌漑用の貯水池です。

その堀田の堤の水源は、おそらく白糸の滝です。 白糸の滝を上流へ辿ると、恵下谷橋より上流でもう1本の板地川につながるのだと思います。

- 2023.04.26追記 - 別の川だった

後日調べたところ、筆者が子供の頃にホタルを見ていた川(イタリアン・レストラン 碧の時間の横で地上を流れている川)は "板地川" ではなく別の川でした。 その川は生目町で板地川に合流している川で、名前は不明です。

大事なことなのでもう一度言います。 白糸の滝 → 堀田の堤 → イタリアン・レストラン 碧の時間の横を流れる川は "板地川" ではなく別の川です。

なお、板地川が分流しているのは、境川との合流地点のわずか150メートルほど手前でした。 この150メートルの区間は、もしかしたら人工の放水路なのかも知れません。 増水時に板地川の水を境川に逃がすために作られたのかも。

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