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板地川の分流地点を探しに行ったら南立石川が登場した (2023-04-26)

  
カメラ OLYMPUS E-520(1台目)
レンズ - ZUIKO DIGITAL -
ED 18-180mm F3.5-6.3

フォーサーズ散歩 with ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3

南立石生目町(別府市) 板地川画像を拡大する
南立石生目町(別府市) 板地川

ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3を相棒に家を出発し、すぐ近くを流れている板地川に向かいます。 見ての通り、板地川はコンクリートで固められて悲しい姿になってます。 なお、この写真が今日の散策で立ちはだかった謎を解くヒントになりました。

本日の散歩の目的は、板地川の分流地点を探すことです。 先日、板地川が2つに分流していることを知りました。 その分流地点がどこなのかを探そう、というのが今日の散歩の目的です。

南立石生目町(別府市) 道路の下には板地川が流れている画像を拡大する
南立石生目町(別府市) 道路の下には板地川が流れている

52号線を渡り、生目町内を上流側へ上っていきます。 一見、川はなさそうに見えますが、暗渠になっているだけで道路の下には板地川が流れています。

  
上記の板地川に関する内容は間違っていました。 正しい内容は、記事の最後に掲載しています。
南立石生目町(別府市) 大量の薪画像を拡大する
南立石生目町(別府市) 大量の薪

しばらく進んでいると、駐車場らしき場所の片隅に大量の薪が積まれていました。 駐車場の看板を見ると、イタリアン・レストラン 碧の時間の駐車場のようです。 なるほど、石窯で使う薪ですね。

  
碧の時間はすごく人気で、平日でも駐車場にはたくさん車が止まっています。 いつか食べてみたいですね。
南立石生目町(別府市) 碧の時間の看板画像を拡大する
南立石生目町(別府市) 碧の時間の看板

碧の時間の脇の道路に看板が出ています。 "石窯ピッツァ&カフェ 碧の時間" という看板が。

ネットでは、"イタリアン・レストラン 碧の時間" と掲載されていますが、正式な店名は "石窯ピッツァ&カフェ 碧の時間" なんですね。 知らなかった。

南立石生目町(別府市) 碧の時間の横を流れる板地川画像を拡大する
南立石生目町(別府市) 碧の時間の横を流れる板地川

碧の時間のすぐ横を板地川が流れています。 さらに上流へ辿ってみたいところですが、振り返ると高速道路があります。 迂回して高速道路を越える必要があります。

  
上記の板地川に関する内容は間違っていました。 正しい内容は、記事の最後に掲載しています。
南立石生目町(別府市) 高速道路を越えて堀田へ画像を拡大する
南立石生目町(別府市) 高速道路を越えて堀田へ

迂回して52号線に出て、高速道路の下をくぐります。 さらば生目町、こんにちは堀田。

堀田(別府市) 高速道路の下を流れる板地川画像を拡大する
堀田(別府市) 高速道路の下を流れる板地川

高速道路の下では、板地川は地上を流れています。 なお、この高架下トンネルはロープが張られて通行禁止になっています。 この高架下トンネルを抜けた先は碧の時間の横の畑なので、通る意味はありませんが。

高速道路のすぐ上で、水の流れは2つに分かれています。 つまり、2つの流れがここで合流しています。 一方は堀田の堤方面へ、もう一方は石垣原合戦古戦場の宗像掃部陣所跡の方向へ伸びています。 今回は、堀田の堤方面へ向かいます。

堀田(別府市) 板地川を上流へ辿る画像を拡大する
堀田(別府市) 板地川を上流へ辿る

堀田の堤方面へ向かってさらに上流へ辿ると、板地川には蓋がされています。 もはや "川" ではなく、"側溝" ですね。

側溝を辿って上流へ進みますが、52号線から先は辿ることができません。 地面の下に潜っているため、どこにつながっているのかわからないのです。

堀田(別府市) 堀田の堤画像を拡大する
堀田(別府市) 堀田の堤

52号線を渡ると "堀田の堤" があります。 平安時代に作られたと伝わる灌漑用の貯水池です。 おそらく、つながっているのはこの貯水池でしょう。

なお、この貯水池の横から始まる坂道を登ると、宗像掃部陣所跡へ行くことができます。 その坂道の途中に、地面の下から水が流れる音がする場所があります。 高速道路のすぐ上で合流していたもう一方の水の流れは、そちらから来ているのだと思われます。

今回は宗像掃部陣所跡へは向かいません。 堀田の堤に流れ込んでいる水の流れを追います。

堀田(別府市) 旧旅館街の石畳画像を拡大する
堀田(別府市) 旧旅館街の石畳

堀田の堤の脇を抜け、さらに上流を目指します。 旧旅館街の名残である石畳がいい雰囲気を醸し出しています。

堀田(別府市) 旧旅館街を流れる板地川画像を拡大する
堀田(別府市) 旧旅館街を流れる板地川

旧旅館街を流れる板地川です。 いや、もはや小川です。 意外にも水は綺麗ですね。

堀田(別府市) 旧旅館街を流れる板地川画像を拡大する
堀田(別府市) 旧旅館街を流れる板地川

さらに上流へ進みますが、水量が少ないことに不安を覚えます。 碧の時間のすぐ横の流れに比べると、水量が随分と少ないです。

高速道路のすぐ上で、別の流れが合流していました。 だから水量が減るのは当然ですが、それをわかっていても不安です。

もしかしたら、堀田の堤への流れ込みが1本ではないのかもしれませんね。

堀田(別府市) 田んぼの横を流れる板地川画像を拡大する
堀田(別府市) 田んぼの横を流れる板地川

上流へ進むと、板地川は田んぼの横の水路を流れています。 この先には白糸の滝があります。 やはり、堀田の堤の水源の1つは白糸の滝のようですね。

堀田(別府市) 田んぼの横を流れる板地川画像を拡大する
堀田(別府市) 田んぼの横を流れる板地川

水が澄んでいてとても綺麗です。 残念ながら耕作放棄されているようで、稲の姿はありません。

堀田(別府市) 白糸の滝画像を拡大する
堀田(別府市) 白糸の滝

水路を辿ると白糸の滝に到着しました。 予想通り、堀田の堤の水源の1つは白糸の滝でしたね。

堀田(別府市) 白糸の滝の脇の山道画像を拡大する
堀田(別府市) 白糸の滝の脇の山道

滝つぼのすぐ横には、滝の上まで登れる山道があります。 この山道を使って滝の上まで登ります。

なお、この山道には途中に分岐があります。 もう片方へ進むと、堀田の堤に出るのではないかと思いますが試したことはありません。

堀田(別府市) 横の山道からの白糸の滝の眺め画像を拡大する
堀田(別府市) 横の山道からの白糸の滝の眺め

この山道は滝のすぐ近くを通ります。 間近で見る白糸の滝は、なかなかの迫力があります。

堀田(別府市) 田んぼの横を流れる板地川画像を拡大する
堀田(別府市) 田んぼの横を流れる板地川

山道を登り終え、白糸の滝の上に出ました。 滝の上でも板地川は田んぼ横の水路を流れています。

堀田(別府市) 朝見川水系の南立石川(2)となっている画像を拡大する
堀田(別府市) 朝見川水系の南立石川(2)となっている

水路を辿ると別府市が設置した看板がありました。 なんと、"朝見川水系 南立石川(2)" と書かれています。 あれれ、板地川じゃなくなっている。

堀田(別府市) 南立石川画像を拡大する
堀田(別府市) 南立石川

目の前を流れる水路のような小川は "南立石川" だそうです。 どこまでが "板地川" で、どこから "南立石川" に変わったんだろうか。 うーん、謎です。

堀田(別府市) 南立石川画像を拡大する
堀田(別府市) 南立石川

頭の中は "?" だらけですが、ひとまず進んでみます。 なお、この道は "鶴見山一気登山道" のコースです。

少し進んだところで、水路は道路を外れてそれ以上辿れなくなりました。

堀田(別府市) 朝見川画像を拡大する
堀田(別府市) 朝見川

さらに進むと朝見川に出ました。 なお、目の前の朝見川は谷底を流れているので、南立石川がこの辺りから分流しているわけはありません。 南立石川はもっと山間部で分流しているものと思われます。

これ以上進んでも意味がないので引き返そうとしたところ、"ブーン" という音が聞こえてきました。 辺りを見渡すと、大量のクマバチ(クマンバチ)が飛んでいます。 見えているだけでも7・8匹はいるでしょうか。 なお、動きが速すぎてピントが合わないため撮影はできませんでした。

クマバチやマルハナバチは "モフモフ" していてカワイイので大好きです。 ただ、これだけ数が多いとちょっと怖いですね。 オスは針を持たないし、メスも滅多に刺さないとはいえ。

いつの間にか南立石川に入っていたことの顛末

自宅へ戻ってから調べてわかったことですが、今日の散歩は最初から間違えていました。 出発地点は板地川で間違いないのですが、そこから辿った川は別の川だったのです。

わかりにくいので順を追って説明します。 出発地点の1枚目の写真は板地川ですが、正確には板地川と別の川の合流地点だったのです。 以下に、1枚目の写真をもう一度掲載します。

南立石生目町(別府市) 板地川画像を拡大する
南立石生目町(別府市) 板地川

眼下を流れる川は板地川です。 ただし、奥から手前に流れ込んでいる川は別の川だったのです。 見づらいですが、右からも流れ込みがあります。 そちらが板地川です。

子供の頃にホタルを見ていた川、つまり、今日上流へと遡った川は奥から手前に流れ込んでいる別の川だったのです。 途中で別の川に入ったわけではなく、最初から別の川を辿っていたというわけです。 なお、この別の川が "南立石川" なのかどうかはわかりません。

では、板地川(右から流れ込んでいる川)はどこを通っているのか。 答えは、生目神社のすぐ横です。 すっかり忘れていましたが、子供の頃の記憶では生目神社の横を川が流れていました。 今は暗渠になっていますけど。

板地川をさらに上流へ辿ると、別府風雅(ホテル)とリゾーピア別府(ホテル)の裏を通り、さらに横断道路沿いにあるファミリーマート別府インター前店の横を通り、山間部へと入ります。

  
  

感想

本日の散歩の目的である『板地川はどこで分流しているのか』ですが、答えはネットで見つかりました。 別府土木管内図(別府市版)によると、堀田にある境川との合流地点のわずか150メートルほど手前でした。

分流地点から境川までの150メートルの区間は人工の放水路なのかも知れません。 増水時に板地川の水を境川に逃がすために作られたのかも。

なお、別府土木管内図(別府市版)には "堀田川" という川も記載されています。 そこから考えると、今日辿った謎の川は "南立石川" か "堀田川" のどちらかだと思われます。

  
白糸の滝の少し上流に "朝見川水系 南立石川(2)" という看板がありましたが、白糸の滝とは少し距離が離れていました。 その間に、南立石川から別の川が分流している可能性もあります。 そのため、白糸の滝から下流が南立石川なのか、分流している別の川なのかはわかりません。
  
白糸の滝から下流は "南立石川" かもしれませんし、分流している別の川かもしれません。 別の川だとすれば、"堀田川" なのかもしれませんし、また別の名前の川なのかもしれません。
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