今日は、愛犬のハナ(雑種♀)と一緒に鶴見岳の山頂まで登ってこようと思います。 2月のこの時期なら他の登山者はいないでしょうから、犬を連れていても迷惑にはならないことでしょう。
どうして犬と一緒に登山しようと思ったのかですが、5日前にもう一頭の愛犬ラク(柴犬♂)と扇山に登ったからです。 不公平はいけないと思い、ハナとは鶴見岳に登ることにしたのです。
今回の登山とは関係のないことですが、数ヶ月前から愛犬のハナには側歩(横付け歩き)の訓練をしてきました。 訓練といっても難しいことはしておらず、チョークチェーンと呼ばれる首に巻くチェーンを付けて散歩していただけです。 なお、リードは首輪ではなくチョークチェーンにつなげます。
犬が引っ張るとチョークチェーンが首を締め付けるため、自然と引っ張りグセが治るというものです。 1週間ほどで効果が出始め、1ヶ月後には引っ張りグセはほとんど治っていました。
鶴見岳の山頂に向かって出発します。 なお、堀田までは鶴見山一気登山道は使いません。 高速道路の下をくぐり、堀田温泉を通り過ぎ、さらに進むと白糸の滝が見えてきます。
白糸の滝のすぐ横には、滝の上まで登れる道(未舗装路の山道)があるので、そこを登って滝の上に出ます。
滝の上に出たら鶴見山一気登山道に入ります。 登山道といっても、ここはまだ舗装路です。 しかし、少し進むと最後の民家を過ぎ、山へと入り山道を進むことになります。
朝見川にかかる小さな橋を渡りさらに進むと高原に出ます。 車で志高湖・由布院方面へ向かうときに、見返坂展望台を過ぎた先で左側に広がる高原です。
この辺りまで来ると朝見川がとてもキレイです。 『引用可』という標識があるのですが、さすがに飲む気にはなれません。
高原を進んだところで振り返ってみますが、もう市街地は見えません。 横断道路と電柱・電線が見える以外は人工物は見えないですね。
ここでちょっと休憩します。 犬といえば散歩好きという印象ですよね。 飼い主がやめない限り何時間でも散歩していそうに思えます。
しかし、愛犬のハナは退屈そうです。 というより、疲れたんでしょうか。 11歳の老犬だからしょうがないのかも。
休憩を終えて出発します。 横断道路に架かる橋の下をくぐって鶴見岳側へ入ります。 ロープウェイの高原駅までもう少しのはずです。
山に入ってすぐに標識が見えてきました。 海抜400メートルで山頂まではあと5キロメートルとのこと。 まだまだですね。
少し進むとロープウェイの高原駅に到着しました。 ここでちょっと休憩することに。 水を用意しましたが、ハナは水を飲もうとはしません。
休憩を終えて登山を再開します。 しばらく歩くと案内板がありました。 まっすぐ進むと鳥居に、右へ向かうと火男火売神社を経由して鶴見岳の山頂へ行くことができます。
もちろん右へ進みます。 右へ進んでしばらく歩くと神社に出ました。 登山の安全を祈願し、先へ進みます。
ここからは本格的な登山道になります。 途中、ベンチと灰皿がありました。 喫煙者としては嬉しい限りですが、なぜ灰皿があるんでしょう。 ポイ捨てによる山火事防止なんでしょうかね。
一服してから山頂へ向けて出発します。 ここからは道が険しくなってきます。 手も使わないと進めない場所が出てきました。
そして最大の難所が出現、腰の高さよりちょっと低いぐらいの段差があるのです。 大きな石があり、向こう側は石が土留めとなっていて石の高さで登山道が続いているのですが、こちら側は腰の高さほど低くなっているのです。
ハナが段差を登ろうと石に飛び乗りますが、ヨロヨロと後ろによろけます。 慌てて、後ろから押してサポートします。 あーあ、ハナよ。 ここまで自力で登ってきたのに。 自力での登山達成ではなくなったゾ。
難所を越えて少し進むと分岐に出ます。 左に進むと山頂、右へ進むとロープウェイの山上駅に行けるとのこと。
なお、ロープウェイの山上駅を経由しても山頂まで行くことができます。 とりあえず、ロープウェイの山上駅へ向かいます。
少し進むとロープウェイの山上駅へ到着しました。 うーん、なんて景色がいいんでしょうか。 志高湖や神楽女湖も見えるんですねー。
ロープウェイの山上駅でちょっと休憩します。 水を用意しましたが、ここでもハナは水を飲みません。 知らない場所で緊張しているんでしょうか。
出発して山頂を目指します。 数分歩くと山頂に到着、山頂には標識がありました。
標高1375メートルまでよく登ったぞハナ。 ここまで登ってきた犬はそういないと思うぞ。
日没までには下山して舗装路に出たいので、とっとと山を下ることに。 みなさんご存知の通り、登山は下山が大変です。
犬・飼い主ともにヘロヘロになりながらも、なんとかロープウェイの高原駅まで戻ってきました。 堀田の舗装路に出るまではまだ距離がありますが、日没まで時間があるのでここで休憩します。
水を用意すると、ハナは夢中で飲み始めました。 のどが渇いていたんですね。
休憩を終えて出発し、なんとか明るいうちに舗装路に戻ることができました。 ヘロヘロのハナを引いて家へ向かいます。