別府市の春木川には温泉が流れ込んでいるため、寒さに弱い生き物たちも越冬することができます。 この記事では、春木川で撮影した生き物たちの写真を野鳥・魚に分けて紹介しています。
春木川で一番良く見かける生き物といえば野鳥です。 スズメ大の小さな鳥から翼を広げると約1.5メートルの迫力ある鳥まで、春木川では多くの種類の野鳥を見ることができます。
翼を広げると1.5メートルにもなる大きな野鳥で、飛んでいても地上にいてもかなり迫力があります。 羽根が青みがかった黒色をしているため、アオサギと呼ばれるようになったとか。 警戒心が強く、20メートルぐらいまでしか近づけません。
馬場橋を渡っていて見かけました。 中央にいるアオサギだけでなく、その左にはコサギが、コサギのさらに左にはカワウも写っています。
同じく馬場橋の付近ですが、橋の上からの撮影ではありません。 1枚目の写真から約1時間後に、河川敷広場を上流へ向かっていて出会いました。
御門橋のやや上流で頭上を飛び越えていきました。 確かに羽根が青みがかった黒色をしていますね。
とにかくデカイです。 住宅街で見ることができる野鳥としては最大級かもしれませんね。
くちばしの先の黄色がチャームポイント、カワイイみんなのアイドル カルガモです。 軽いのでカルガモと呼ばれるようになったとか。 7・8メートルぐらいまで近づくと逃げていくことが多いですが、3メートル前後まで近づけることもあります。
泳ぎが得意で、潜水で5メートル以上の深さにも達するとか。 魚を丸呑みにするので、漁業被害も問題になっていると聞きます。
クッキリした白黒の模様が印象的な、スズメほどの大きさの野鳥です。 警戒心が強く、10メートルほどの距離まで近づくと逃げていくことが多いです。 かつては日本固有種と言われていましたが、近年では韓国での繁殖も確認されたとか。
砂防ダムだらけの川ですが、意外にも魚はいます。
ペットショップの熱帯魚コーナーでおなじみのグッピーですが、川で見かけるのはもちろん野生種です。 ペットショップで売られているような派手さはありません。 外来種として問題になっているとも聞きます。
馬場橋の辺りで群れで泳いでいるところを見かけました。 春木川には温泉が流れ込んでいるため、グッピーが越冬しているのは知られた話です。
戦後の食糧難の時代に食用としてアフリカから持ち込まれた魚で、養殖が簡単で美味だという話です。 子供の頃に一度だけ父が釣ってきたものを食べたことがありますが、味は覚えていません。
馬場橋のすぐ上流の砂防ダムで見かけました。 河口付近にティラピアがいるのは知っていましたが、まさか河口から2km以上離れた砂防ダムにいるとは思ってもいませんでした。
しかも群れです。 写真には一部しか写っていませんが、見える範囲だけでも6・7匹が泳いでいました。
以前、この砂防ダムでアオサギとカワウを見かけました。 ティラピアを狙っていたんだと思われます。